コロナウイルスの影響で、3月の下旬から、派遣先の仕事がテレワークになった。パソコンを家に持って帰って、自分のネット環境につなぎ、そこからヴァーチャルな会社のLANに接続する。おそらく、それはVPNと呼ばれるものだと思うのだが、VPN接続とは、インターネット上に仮想の専用線を設定し、特定の人のみが利用できる専用ネットワークだ。本社と支社は専用のルーターで結ばれているが、それに自宅から接続できるのだと思う。そのあたり、詳しい説明は何も聞いていない。何しろ、緊急事態宣言が出て、その日のうちに、家に帰って、テレワークするようにという命令だった。
いずれにしても、家のパソコンから会社のLANに接続すると、いままで会社でやっていたのと同じように、作業ができる。不思議な感覚だが、とにかくイントラに書き込んだり、メールを出したり、読んだり、HPを修正したり、ひと通りの仕事はできる。
通常どおりに家でできるという驚きだが、それ以外では、スカイプがけっこう便利なことが新発見だった。スカイプは電話にもなるし、チャット(インスタントメッセージと呼んでいる)もできる。インスタントメッセージは在席をアイコンで示してくれて、これはとても便利で、従来から重宝していた。それらに加えて、スカイプ会議ができる。これがまた便利だ。そして、デスクトップの共有という機能があり、それもけっこう使える。デスクトップの共有は、リアルタイムで相手のデスクトップを完全に見ることができ、資料の説明、パソコンの操作の説明にとても具合よく使える。
補足
MMD研究所?スマートアンサーによると、スカイプを在宅勤務時に導入を開始したのは48%
在宅勤務時に導入したツールではビデオ会議を導入したという回答がもっとも多い。
スカイプフォービジネスは有料だが、無料のスカイプもある。
Skype | Skype for Business |
個人向け無料サービス | |
25ユーザーまで同時会議 | 250ユーザーまで同時会議 |
ー | 通信内容の暗号化 |
ー | 管理者側からの通信制限可 |
ー | 多要素認証でアカウント乗っ取り防止 |
機能は以下のとおり。
音声通話・ビデオ通話(テレビ電話) | 通常の電話のように音声のみの通話も可能ですし、カメラを使ってビデオ通話もできる。また、複数人での同時通話も可能。 | 有料:固定電話、携帯電話への通話 有料:固定電話、携帯電話への通話 |
メッセージング、チャット | メッセージを文字で送ることができ、チャットツールとして使うことができる。 | 無料 |
デスクトップ共有(画面共有) | ビデオ通話をしている際に、デスクトップを共有する機能。同じ画面を見ながら通話できるため、図や写真などを見ながらの説明も容易。 | 無料 |
ファイル共有 | チャットをしている最中であっても、wordやexcelなどのファイルを送信・共有することができる。 | 無料(300MB以下のサイズ制限あり) |
小規模事業所でも有効活用できると思う。